徘徊日程: 2005/06/25(土)AM06:25出発〜帰宅PM07:45
今回は2人で超ミニオフを敢行した。見たい滝が二つほどあり「蛇門の滝」と「ハナゲの滝」である。
つい数日前までは「ハナゲの滝」は知らなかったが「あぶさん」が行ってきたというので行く場所が近いせいもあり是非行って見たいと思った。
道の駅水上町水紀行館駐車場でAM9:30分に待ち合わせをした。お互いに余裕を持って着いたようで時間どおりに出発。湯檜曽を過ぎ土合橋の手前右に廃業したレストランがあり、曲がると大きな駐車場に入る。すでに車は30台前後入っていた。奥のほうではウエットスーツを着た男女15名程の団体がなにやら準備体操と打ち合わせをしている。
近寄ってこれから行く場所を聞いてみると「ハナゲの滝」方面に向かうという。早速、後についていきたい旨話をすると快く引き受けてくれた。若い男女は学生だろうか「キャニオニング」をするために遠くから来たのであろう。
さて、駐車場の奥へと歩きだしすぐに右の踏み跡に入って行く。沢の右側を進んで行く。
6―7分も歩くと河原に出て一番目の沢越えがある。周囲を見渡すと沢手前にコンクリートで出来た写真のような物体があり、相向かいに枯れ沢が見える。ここを2メートルほど登ると左に道が出来ている。
この道をまた6―7分も歩くと河原に出る。周囲を見渡すと河原の真ん中に直径3メートルほどの大きな岩がありこれが目印となる。ここが二番目の沢越えとなる
この岩を回り込み沢を渡ると左岸に踏み跡のある道があるので登るように進む。この道は沢の左側となる。10分もすると「ハナゲの滝」正面真下に出る。ここは明るく広い場所で水遊びをするのにちょうど良い場所である。「キャニオニング」の若者もさっそく水の中へ気持ち良さそうに入っている。今日は天気も良く気温も上がっているので我々も我慢できずに靴を脱いで水に入ってみた。気持ちが良いー最高!!
写真を撮ってから「キャニオニング」のリーダーに上流について聞くと「綺麗ですよ」というので早速上流に向かう。途中から滑滝の全容が確認できる。
滝下で見える部分と同じ程度の滑が上にあり、ちょうど90度曲がっているので下からでは見えない。
上流に着くと小さい滑滝もあり、ここで「キャニオニング」の連中が滝すべりで楽しんでいた。滑りながらキャーキャーと黄色い声が山々にこだまする。リーダーがもう少し上流に行くと雪渓が見れますよと言ったが長靴では滑って危ないので諦めた。十二分に楽しんで山を下りた。思ったより近い場所にあり道さえ分かる人がいれば短時間でいける場所である。多分この夏は人の出入りが多いので道もしっかり出来ると思う。
次に「蛇門の滝」へ向かう。土合橋を渡りすぐ右に曲がり沢伝いに100メートルほど進むと小さな橋がありこの上から見ることが出来る。滝までは右側に通路?があり滝壺まで進むことが出来る。但し足場が悪いので運動靴では危険であり滑って沢に落ちるかもしれない。それなりの装備で行こう。ここでお昼となり昼食とした。
腹ごしらえを済ましてから「白鷺の滝」へと向かう。谷川ロープウェイの周辺は駐車場が全て有料である。500円を支払いロープウェイの建物の左側に登山道がありここから登る。いま「谷川ロープウェイ」は新設工事中で現在の隣に新しい鉄塔が立ち、すでにゴンドラを吊るすロープは張り終えていた。今度は現在の倍以上の運搬スピードになるのであろう。
20分程度歩くと右の沢に滝が落ちているのが見えてくる。滝へのアプローチは滝を見ながら斜面を降りていこう。石垣を渡りながら進み10分程度で滝壺に着くことが出来る。水量もあり見ごたえがあった。なんと行っても沢を通る風の冷たさがなんともうれしかった。
何時頃のものか沢には直径70センチ程度の大木が横たわっている。当分の間目立つ存在であろう。ここで蛇は苦手だという話をしている最中に1メートルほどの蛇様とご対面となった。今年、初のご対面である。やっぱり爬虫類は苦手だ。
下って駐車場の休憩場所で休んでいると雲行きが怪しくなってきた、と同時に遠くの方でゴロゴロと音がする。ちょっと心配であったがそのうちに聞こえなくなり、次の場所「夜後沢の滝」に向かった。
湯の小屋を過ぎしばらく進むと道路の左側に定期バスの看板があり、「夜後沢」と書いてある。車が数台止まっていてなにやら湧水を取りに来た車だ。ポリタンクやペットボトルに詰め込んでいる。これもあちこちで見かける風景だ。
夜後沢橋を渡り沢の左側を沢に沿って20分ほど進むと滝がある。道もここで止まり滝前となる。これが「夜後沢の滝」の最初の滝になるそうな。少し戻るとこの滝を巻いて登る道がありこの上流に大滝があるという。が今回はパスとする。あまり人が入らないのか周囲は熊でも出そうな雰囲気であり、ついつい声を出すようになる。
これで今回の目標とした滝巡りを達成した。帰りに温泉「谷川テルメ」に入って汗を流して帰路に着くが途中に「釈迦の霊泉」というデッカイ看板があり案内に沿って500メートルも進むと写真のゲートが見えてくる。このゲートは橋となっていて、そこに滝が落ちている。水量は少なかったが滝周辺の岩に特徴があり、滝の壁面、川底とも一枚岩で出来ている感じを受けた。学術的にも貴重かもしれない。
近所に滝の事を聞いたが名前は無いらしいとのことであったが沢の名前を取って「ナメサワノ滝」としておこう。
これで今回の超ミニオフは全て完了。途中「永井食堂」があり、ここの「もつ煮」が有名であり今回も土産を購入した。明日の晩飯を楽しみにしながら国道17号線で家路に向かうのであった。今回は265キロメートルであった。
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