2020/08/08
~2020/08/28
~2020/09/10
◇◇ 続 ワカサギ釣り電動竿に棚カウンターを ◇◇
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 今回のコロナ禍で暇を持て余し『おいらもデジタル表示なるものを』と考えてみました。以前から頭の隅にはありましたが、実験するのも勉強かと一念発起と相成りました。
 田舎ではなかなか入手出来ない「ホールIC」が通販の秋月電子から入手できたので、デジタル表示にしてみようと関連部品の調達に。
 アナログ人間にとってデジタル表示をしようとすると、回路的にはほとんどわからないので数日間ネット検索をしてみましたが、私の頭脳では理解不可能。
 先に進まないので思い立つまま、肝心のデジタル表示のカウンターを探す。ネットで調べるとLEDを利用した回路はあるが LCDの例は見つからない、例えあっても竿に収まるような物が見当たらない。
 そんな中、100円ショップの「セリア」にてデジタルの手押しカウンターが販売していることを知り早速2個購入してきた。
 部品構成は
 1. ホールIC SK1816G @30円
 2. 超小型マグネット 2個 ホームセンターから調達
 3. フォトIC ジャンク箱の片隅に転がっていたもの
 4. デジカウンター 100円ショップ「セリア」
 5. 他部品少々
 実験日 2020//8/08
 実験者 春爛漫年中無休
 消費電流 2.6V=8mA ・ 3.2V=10.3mA
 測定機器はテスターしかないのでデジタル表示の表示スピードがわからない。まあ、実験なのでどうなることやら、、・・・途中で挫折しても投資金額は1000円前後なので。

 今まで使用したことが無い「ホールIC」、ちょっと敷居が高く、利用する機会もなかったので、どんなものなのか挑戦。デジタル回路なんて考えたこともなかったので、アナログ回路で乗り越えたい!!、と思っている。
 ・・・ボビンがゆっくり回るのであれば「リードスイッチ」と磁石で解決するのだが・・・

 
 デジタルカウンターの内部を見ると多分黒く見えるところにICがあるのか、ブラックボックスだ、基板を見ると他の部品は何もない、改造の余地もない。
 テスト基板の上に部品を並べて配線、テスターで電圧と電流のみ測定。

 配線が終わった後は磁石の付いたボビンをホールICの上でくるくる回してみる。適当にカウンターが進んでいる、回転にカウンターが追いついてくれればいいのだが。
 参考までにボビンに20mの釣り糸をまくと直径12mm程度となり計算式「2ΦR」とすると 37.7mm の長さとなり換算して5m 10m 15m の目安とする。
 ボビンの巻き数が少なくなってくると直径が変化して1回転の円周が変化する、メーカー製はどのように補正をしているのだろうか?。

実験後の組み立て・・・・
 実験結果からスプール回転によってカウントされることがわかったので、本体のスプール下側に収めてみた(部品を納める場所はこの場所しかなかった)、マグネットもスプールにとりあえず1個取り付けて接着。
 目標はマグネットを3個取り付けるとスプール3回転で約10㎝ほどの距離移動となり、カウントも9~10カウントとなる、おおよその距離の目安になるのだが・・・絵に書いた餅になるかも。
 マグネットにモーターのシャフトが吸引されるのが大誤算だった。
 2階よりテストをしてみたが早いスピードで落下するとカウントしない場合があるようだ。
 果たして水の中の落下スピードでどうなるか、湖での実践で確認するしかない。
 作成しているうちに改良する場所がどんどん出てきて、だんだん自信がなくなってきた、まともに動作しなくても「ダメモト」で(笑)・・・。以上完了

実験結果
  9月10日 群馬県榛名湖へ行きテストをしてきました、使用感はまずまずであり、カウントのデータを取ってきました。今後の問題に対処。<ちなみに釣果は150匹でした>
 1,MOSFETフォトスイッチ・・・新規にフォトカプラを調達して交換。
 2.電圧可変方式のため低電圧で動作不安定、また高電圧でもフォトカプラが心配のため
  ツェナーダイオードで定電圧化に変更。
 3.マグネットにモーターのシャフトが吸引・・スプール下側にゴムシート張り付けで解消。
 4.マグネットは極性を変え対角に追加しカウントON,OFFの明確化など

 まだまだ改良の余地あり、カウントミス、カウントの数値と棚下のメートルを直感できるような数値化の改善などなど。まだ先が長そうです。・・・実際の使用時はカウンターなど必要ないかも、魚探でおよそわかっているので・・・
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おしまい